アフターパーツを利用する際に気をつけること。
昨夏のユーザー車検。
陸運局へ行く前に、テスター屋さんに寄って光軸調整をしてもらいました。その時に、バイクのヘッドライトケース(アッパーカウル)の縁を「ガンガン」て感じで、おじさんが拳で叩いていました(; ̄Д ̄)社外品のアッパーカウルのネジ穴が、若干ずれていたのを自分が無理くり装着していたため、ヘッドライトの一部がカウルの内側に接触していました。そのため、おじさんが力技で調整する羽目になったいうわけですd(>∇<;)ゆるちて♪
『(カウルが接触している分は)車検が終わったら、また調整しよう』ぐらいに考えていました。あれから年を越して、つい最近までほったらかしだったので、よく割れたり不具合が出なかったと思います。
調整するには、どのくらいずれているか確認する必要があります。とりあえず、アッパーカウルの取り付けネジを全て外します。次に、天辺の穴とカウルの穴の位置を合わせて、全体のバランスを見ます。特にヘッドライト周りとカウルに余裕があるかよく確認します。
次に、天辺のネジだけを仮留めします。その状態で、残りの4箇所の穴が、どのくらいずれているか確認します。(ネジは、例のバイク屋が取り付けたものを今も使っています。自分が預けたネジは、全て紛失してしまったようです。(他のお客の車両から外したものか)この古いネジ(というかボルト)で留めてありました。純正カウルの補修が終わったら、きちんとしたいと思います)
見事に4箇所とも、穴位置がずれてます Σ( ̄ロ ̄lll) 幸いなのは、4箇所とも均等にずれているので、修整加工自体は、やりやすいことです。
本来の穴位置を、カウルにマーキングします。
マーキングが4箇所とも済んだら、カウルを車体から外します。
FRPは硬いので、リューターで粗方削ったあとに、金属やすりで整えます。
できたら、マスクをしたほうがいいですね。
穴の加工が済んだら、車体に仮に装着して、必要なら再度修整します。
カウルを車体にネジ留めしていきます。
ネジ留めが全て終わったのですが、白丸で囲んだ部分のクリアランスがギリギリです。直立した状態では問題ないですが、走行中に車体が傾いた際などにタンクにカウルが接触する恐れがあります。
ワッシャーをもう一枚ずつ、カウル裏側と車体の間に挟みます。
これぐらい空いていれば問題ないと思います。
左側から見ると、こんな感じです。左右のバランスは、これでいいかな。
(以前の状態の写真を撮り忘れましたが)カウルとヘッドライトの間に適当な余裕ができたと思います。
とりあえずはOKってことで。
ラチェット機構のメガネレンチは、なぜか10ミリしか使ったことがない。不思議。
こっちは、相変わらず( ̄ー ̄)ゞスマンスマン
『外装などのアフターパーツは些細なことで返品してたらキリがない』って内容の記事を以前に書いた記憶があります。(探しましたけど、公開分の記事の中には見当たらないです)例えば、バイクのスクリーンの取り付け穴の位置が1ミリぐらいずれてるだけでクレームを入れて返品交換を要求するとかね。自分のカタナのスクリーンだと、一番安いやつで1万円以下のものが売られてます。『純正パーツは高いから、安いアフターパーツの存在はありがたい。穴が多少ずれてる分は自分で手直しすれば良い』という考え方ができない場合は、FRP製などの社外品の利用は控えたほうがいいと思います。
世の中には『お金を払った限りはきちんとしたものを売れ』と、あくまで譲らないヒトがいます。(製造ロット数も少ない)ほとんど手作りと言っていいFRP製パーツなどに対して、メーカーの純正品と同じ加工精度を要求するのは、自分的には、かなり難しい話じゃないかと思います。