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家電とタバコの煙は相性が悪い。

 まあ、タイトルの通り、タバコ関連のエントリです。禁煙のエントリは、コチラを始めとして、何回か書かせてもらっていますが、俺個人はプライベートにおいて誰かに禁煙を勧めたことは、これまでほとんどありません。禁煙しようとしても、なかなかうまくいかないことは経験で十分知っていますし、この手の話はともすると喧嘩沙汰に発展しかねないからです。

それと、俺の経験談を参考にされるのはいいのですが、あの手の話を聞く側の人間の常として、自分にとって都合の良い箇所をつまみ食いするように聞くんですね。それで、最終的に禁煙に失敗すると『お前の言う通りにやったけど、結局やめられなかった』と、責任転嫁されたりします。最悪です。依存症である限りは、止めにくいのはもちろんですし、俺自身にしても、なぜ止めることが出来たか、今もはっきりこれだということは言えません。それゆえ、あのエントリのタイトルにしても、「やめた理由」であって、「やめることが出来た理由」ではないのです。

 

今回は、いつものストレートな禁煙に関する話ではなく、少し趣きを異にする内容になっています。(相変わらず、使い回しの画像ですみません)

 

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以前に、コチラの記事で紹介した、古いデスクトップの中身を写したもの。ニコ動にあげた動画では、この埃の状態を見て『喫煙者か』というコメントもありました。もしも俺が今現在も喫煙していたら、この程度のことでは済まないと思います。

 

当時、自分は、セブンスターを1日1箱から1箱半吸っていました。本数にして、20本から30本です。デスクトップPCは、前面からファンで空気を吸い込み、ケース内にこもった熱気を背面へ吐き出す構造になっています。PCを稼働させた状態でタバコを吸うと、当然のごとく、タバコの煙もPCケース内へ取り込まれます。空気清浄機を使っている喫煙者なら想像がつくかと思いますが、空気清浄機のフィルター同様に、PCケースの中もタバコのヤニで茶色く汚れます。

そして、タバコのヤニはその性質上、粘着質なので、PCケース内のマザーボードや部品などに外から取り込んだ埃をくっつけることになります。それゆえ、同じ部屋に喫煙者がいる環境で使用されているPCは、そうでない環境で使用されているものよりも、早い時期に故障を起こす可能性があります。また、パソコン以外の家電製品にしても、タバコの煙はあまり良くないという話もあるようです。

oshiete.goo.ne.jp

最近は、加齢臭対策で自室で香を焚いたりするのですが、良く考えると、あれも部屋全体に煙を広げることになりますね。夏は夏で、昔通りに蚊取り線香を燻べます。こうしてみると、タバコに限らず、煙を出すものはあまり家電製品と相性が良くないみたいです。

 

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この部屋を改築してから、10年ぐらいにはなると思うのですが、空気清浄機はおろか、エアコンも設置していません。もしも喫煙を今も続けていたら、この砂壁の状態は保てていないと思います。

(……蚊取り線香の使用は、期間が限られているから良しとして、お香は(ファ◯リーズなど)他のものへ切り替えるべきかな?)

 

 自分はヘアスプレーを使う習慣はないのですが、『含まれている成分のシリコンが飛散すると、アンプやチューナーのつまみを回す際に“ガリ”が出る』と言うのを聞いたのは、確か中学生ぐらいだったと思います。(今は、ノンシリコン系のヘアスプレーも販売されていますね)タバコの煙に埃、ヘアスプレーに含まれるシリコンなど、電化製品と相性が悪いものは、考えてみると周りにたくさんありますね。

okwave.jp

 

映画「イノセンス」に、検視官ハラウェイという女性が登場します。彼女が勤務する県警の鑑識課では、(外部への情報漏洩を防ぐため)スーパーコンピューターに完全なスタンドアローンの状態で膨大なデータが保管されています。そのスーパーコンピューターを稼働維持するには、排出される膨大な熱の問題があり、コンピュータールーム自体が巨大な冷凍庫と化しています。当然、そのような場所で生身の人間が勤務できるはずもなく、ハラウェイは極寒の職場環境に対応するために全身義体化(=サイボーグ化)しています。バトーとともに訪れたトグサが、(電脳以外ほぼ生身のため)白い息を吐いて凍えていたのが印象に残る場面でした。*1

 

あの映画のように、首の後ろからプラグインして直接ネットとつながる時代が来れば、今みたいにパソコンの埃や熱の問題にも悩む必要がなくなるんでしょうね。

 

 

 

*1:バトーとトグサ。ともに公安9課(攻殻機動隊)に勤務する警察官。バトーは、陸自の元レンジャーで、ほぼ全身義体化している。