紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ

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罪の意識というものが欠落している大人たち

土曜の午後(だったと思う)。いつもの大きなコンビニの三叉路を過ぎ、左がブラインドコーナーになる手前で、前のクルマがブレーキをかけて停まり始めた。ブラインドを抜けてみると、クルマが1台。いくらか左には寄せているが、道路のほぼ中央に停車していた。事故か何かと思ったが、クルマのそばにいた二人の女性を見て、そうではないことがすぐわかった。

『また、このオバハンたちか……』

路肩のすぐそばは崖になっていて、ラス網が張ってある。そこから長く垂れ下がっている蔓(ツル)を懸命に二人の女性が引っ張り取ろうとしていた。この女性たち二人を見るのは、実は初めてではない。以前にも、市内の別の場所で、全く同じことをしているのを何度か見かけたことがあり、それで覚えていた。

『こいつら、一体どこから来てるんだ?』

今回あらためて確認して見るとクルマは京都ナンバーだった。ブラインドコーナーを抜けて直後の場所に停車するクルマは、ハザードも出していなかった。蔓は、おそらくカゴを編んだりするなど、趣味の手芸の材料にでも使うのだろう。

事故を誘発する可能性があるのもさることながら、彼女たちが行なっている行為は、厳密に言えば窃盗だ。わかりやすく言えば、見も知らぬ他人の家の庭に勝手に入り、柿を盗んで食う行為となんら変わりない。

 

最近は、ツーリング先で柿を盗んで食ったりしている姿をブログに載せているやつもいる。(マジだぜ)若いやつだろうと思ったら、学校に通う子供がいるような年齢だったりする。『去年も皆と来ましたけど』などと書いてあり、自分が悪いことをしているという感覚が全くないらしい。

前にも似たようなことを書いたかもしれないが、バイクで入っていける場所ならどこでも侵入するのはやめておくことだ。ブロックパターンのタイヤでトラクションをかけて、他人様の土地をガリガリ削り取るようなことは。私道はもちろんだが、公衆用道路とは言っても個人の名義になっていることには変わりない。

 (制限速度を超えて走るにしろ、すり抜け行為にしろ)バイク乗りが恒常的に抱えるダブルスタンダードなど百も承知だが、物事には限度があるだろう?