デジラチェとプレセット。どっちがいい?
デジタルトルクレンチは以前紹介しましたが、画像のプレセット(プリセット)型のものも持っています。ホイールのアクスルシャフトは、(数値的に大型バイクは100N.m前後なので)ホムセンに売ってる四輪用でいいんじゃないでしょうか。ステムナットやスイングアームのピボットシャフトは、マニュアルの pic.twitter.com/T7aL8XT3tW
— カバ丸@GSX750S2 (@hardcore_lxxxv) September 3, 2019
ソケットは10・12・14ミリをまず揃えて
バイクの工具。ソケットは10・12・14ミリをまず揃えて、それを場所によりT字ハンドルかラチェットハンドルに付け替える。差し込み角は1/4。メガネレンチは17と19まであればいいかな。先端が開いたスパナは俺はあまり使わない。ブレーキ関係では8ミリや11ミリとか、…はっきり言ってキリがない(笑) pic.twitter.com/sE1mFsQin3
— カバ丸@GSX750S2 (@hardcore_lxxxv) September 2, 2019
草刈機(刈り払い機)の先端のギヤケースに〝ガタ〟
草刈機(刈り払い機)の先端のギヤケースに〝ガタ〟が出たという、実際のケース。抜け留めネジが貫通する、メインパイプ側の穴が真円でなく、縦方向に楕円(=長穴)になっていました。刈刃先端部分を叩きつけるような使い方を何度も繰り返した結果と思われます。切れない刃で無理に作業したり、 pic.twitter.com/YGdYsqg55W
— カバ丸@GSX750S2 (@hardcore_lxxxv) August 28, 2019
自分がしたこと本当に分かってる?
これから書くことは、あくまで事実を元にしたフィクションということでお読み頂ければ幸いです。
リアタイヤをパンクさせたカブを自走で若い男性が持ち込んできた。自宅からうちの店を遥かに飛び越え、最初に持ち込んだ店では体良く断られ、そこから再び自走でうちの店へ。その距離は5キロを下らない。案の定と言うべきか、中のチューブは絡み合い、一部はタイヤのビードとリムの間に挟まれ〝舌〟を出していた。
パンクに気がついていて、その空気の抜けたタイヤのバイクを自走で持ち込むのにも驚くが、そのまま送り出す店も店だ。たった数キロの距離とはいえ、万が一にも走行中にタイヤがホイールから外れれば、運転している人間はどうなる?普段は他人に無関心な俺だが、考えれば考えるほど、ムカムカと腹が立ってきた。
チューブタイヤの交換は、スクーターのようにタイヤチェンジャーが使えない。タイヤレバー2本を駆使して、手組みするしかない。店の外でタバコをのんびりとくゆらす男性に、タイヤレバーを当てるとリムの外周に貼った装飾のシールが剥がれることを断り、なんとかチューブを引きずり出した。四角く磨り減ったタイヤはもちろん交換するが、外側にも、素手で触って確かめた内側にも一切の突起物の類は認められなかった。走行中に絡みついて伸びてしまったチューブだが、当節はパンク修理の際にチューブにパッチなど貼らない。チューブそのものを即交換だ。ホイール自体に無謀な走行による歪みが出ていないことが不幸中の幸いだった。
『簡単に見えるだろう?今のバイクはチューブレスを履いているから、バイク店でも手組みをすることがほとんどない。組む時にチューブをタイヤレバーで噛んだら、それで全て終わりなんだよ。分かる?』
作業の様子を見ていた男性にそう言うと、『へえ…そうなんですか?』と店を訪れた当初と全く変わらず、屈託のない返事をした。事前の連絡もなしにいきなり来た人間の依頼を引き受け(それも他店に断られて仕方なくという事情をこちらが分かった上で)作業をしていることに何も感じていない様子だった。俺は腹が立つのを通り越し、だんだんと呆れ始めていた。
(続く?)
郵政カブのバルブタイミングを合わせる
動画の補足記事です。
ピストンとシリンダーを組み込んだら、クランクを回して、あらかじめピストンの頭をシリンダーブロックの天辺まで持ってきておきます。カムチェーンは、エンジン内に落ちないよう、針金などで引っ掛けておきます。
この際に、クランクケースの覗き穴からTマーク(=タイミングマーク)が見えていることを確認しておきます。
次に、シリンダーヘッドを被せます。(シリンダーヘッドのカムチェーンを通してある内側のボルト2本を忘れずに固定してください)再度、Tマークが覗き穴の縁の印に合っていることを確認します。
Tマークの位置が確認できたら、カムスプロケにチェーンを掛けて、スプロケの中心に彫ってある線をシリンダーヘッドの天辺と平行になるよう合わせ、カムシャフトに固定します。*1 シリンダーヘッドを完全に固定、クランクを回してスムースにカムおよびカムチェーンが作動することを確認してください。これで、バルブタイミングの合わせは完了です。あとは、タペット調整をしてヘッドカバーを取り付ければ、エンジンの完成です。
エンジンの分解・組み立ての際には、最新の注意を払ってください。サービスマニュアルを用意することは必須です。*2 あくまで参考記事であるということをご承知おきください。
バルブタイミングの合わせ方に関しては、排気量の大小に関わらず基本は同じです。自分が昔乗っていたCBR(MC22)もカブと全く同じ方法で合わせます。カムチェーンがない(=カムギアトレイン)分だけ、CBRのほうがやりやすいかもですhttps://t.co/vYc80itLvI
— カバ丸@GSX750S2 (@hardcore_lxxxv) 2018年9月11日
先日ツイートしましたように、バルブタイミングの合わせ方は、排気量の大小に関わらず、どのバイクでも理屈は同じと考えてください。CBR250RRも、(カムシャフトの数が一本増えただけで)基本的にはカブと同じやり方で合わせます。理屈が分かれば簡単とは言っても、失敗すればバルブは曲がりますし、下手をすれば腰上げオーバーホールということにもつながります。逆に、この部分さえクリアすれば、エンジンを自分で組み上げるということもハードルがずいぶんと下がるのではないかと考えます。