ステータコイルとスターターリレーを新品に交換
コチラで無事にエンジン始動したことはご報告済みです。
今回は、その作業内容の詳細(?)を報告します。
取り外したオルタネーターのカバーです。なかにある電磁石がステータコイルです。こういうものを分解整備する際は、サービスマニュアルを参照する方がほとんどだとおもいますが、念のために配線の状態など写メに撮って記録しておくと、元に戻す際の作業が楽だとおもいます。このあと、古いステータコイルを外して、ガスケットを剥離後に、新しいステータコイルを取り付けます。
新しいガスケットを貼る前に、エンジン側(赤い枠で囲んだ範囲)に液体ガスケットを薄く塗布して置きます。カバーに接触する面には何も塗りません。*1 こうしておくことで、ガスケットがずれて落ちることを防いでくれます。オルタネーターのカバーの取り付けは、ステータコイルの配線をセルモーター側へ通じている穴へ送り出しながらの作業になる*2 ため、液体ガスケットの塗布はやっておいたほうがいい措置だとおもいます。このあとの作業手順としては、コチラの作業の逆の手順で取り付けていきます。
カバーを元に戻すにあたっては、ボルト類の管理が重要になります。外したボルトは、数が多く、また一定の長さでもないため、画像のように予め整理しておくと、カバーを元に戻す際の作業が楽です。*3 適当な段ボールの空き箱に穴を開けて刺しておくだけなので、簡単です。
日常の整備では勘で締め付けることが多いですが、一応、重整備の部類に入る作業かとおもいますので、トルクの管理はきちんと行うことをお勧めします。
オルタネーターカバー、スプロケットカバー、シフトリンケージ、と取り付けが終わり、あとはスターターリレーの取り付けです。
隣にあるヒューズボックスは予め外しておいてから取り付けます。配線の間違いがないように注意します。
オルタネーターカバーを外した際に、エンジンオイルがいくらか外へ出ましたので、試運転をする前に注ぎ足しておきます。このオイルですが、新規出荷分から部分合成になったとのことです。旧車、特にZ系のオーナーの方は多く使ってらっしゃるみたいですね。
試運転もOKでしたので、配線をタイラップなどでまとめ、オイルキャッチタンクを元に戻して、一応、これできょうの作業は終了です。*4 明日も、そこそこお天気は良いようですが、俺は引き続き、倉庫に篭って整備しているとおもいます。(ひさしぶりに自分のバイクに触ると、気になる部分が何箇所か出てきました)
こんな計画もあります。
それではまた。