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冬のメンテナンス

 

自分の場合、中古パーツを取り寄せたら、使用前に全て分解して点検・清掃するようにしています。

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シリンダーの縁(ふち)に、〝虫食い〟があったりします。動作確認を店側でやっていたとしても、中古パーツを取り寄せた場合は鵜呑みにしないことだと思います。特にこういう重要部品は。

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キャブレターは、普段のメンテの際にも中途半端に開けることをしないで、やるときは完全分解したほうがいいです。分解清掃後に、それまで悪さをせずにキャブ内部に付着していたゴミがジェットや燃料経路に詰まる可能性があるからです。Oリングの類は、パイロットスクリューの小さなものまで全て交換。フロートバルブも、段付きがあるなら即交換です。

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自分は、あまりにも固着などが酷い場合は、画像の鍋に薬液を投入して、キャブ本体を文字どおりに〝煮る〟こともあります。そして、組み立ての前には念入りに燃料経路にエアーを通します。やはり、こういう整備にはコンプレッサーは必需品と言えます。

 

そうそう。オフシーズンに点検したほうがいい箇所として、カムチェーンテンショナーがありますね。カタナは、ここからオイル漏れすることがしばしばあります。

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そんなに作業の難易度としては高くないので、クランクケースの上が常時オイルで汚れる場合は、分解してシールを交換しておいたほうがいいですね。

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自分がチェーン交換をする場合、外す際に専用工具は使いません。チェーンカッターのピンは、気をつけていても簡単に折れてしまいますから。一見して乱暴なようですけれど、手っ取り早くディスクグラインダーでカットしてしまいます。専用工具は、最後にかしめる時にだけ使います。かしめ過ぎには、くれぐれも注意です。加減がわからない場合は、プロに頼まれることをお勧めします。

 

 

 

  

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今日ポチりました。

また、そのうちに動画でお披露目します。