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だからなんだよ、と言われれば、それはそれで

合わない人間からは黙って離れるし、去っていく人間を自ら追いかけていくことはしない。よほど大切に思ってる人間のことは別にして。完璧な人間なんていないし、そいつのことを大切に思うなら、本人に会って直接話せば済む。

(少なくともあの最初の動画をあげた時点で)相手と縁を切るつもりなら、ああいうことをわざわざ公の場所で言う必要はない。あの動画の目的は、支援企業やスポンサーに向けたものだと言わざるを得ないわ。やっぱり。

〝こういう人間とは付き合うつもりは一切ありません〟という自分の意思を周囲に明確に伝える意味で、あれほど効果的な場所はないから。投稿者の思惑を何も知らない真面目な視聴者たちは、動画内容のみに注目して投稿者に批判や擁護する意見を寄せていた。

その次の動画で『相手と和解した。ご家族を傷つける旨の発言をして申し訳なかった』と頭を下げても、そこから通常の友人関係に回復するとは普通にはとても考えにくい。ハンドルネームとはいえ名指しで批判され、社会的制裁という意味では、本人にとってあれほどきつい状況はなかった。

(長く拙ブログを読んでくれている読者ならお気づきと思うが)自分がバイク屋*1ともめたとき、店を特定される恐れのある画像を含めた記事は、ここから一切排除した。向こうもこれから商売して生きていかなくちゃならないし、他にも例を挙げたように、本当に酷い店は数え切れないぐらい存在している。俺が嫌いなやつにも、もちろん友人がいて、社会人として毎日仕事をして、家庭に帰れば良い夫や親だったりする。

もし、和解したというのなら、動画は即時削除すればいい。仲間内に報告さえしておけばいい。『(最初の動画の閲覧数を超える)一定の再生回数に到達した時点(=視聴者が今回のことの顛末を周知した時点)で削除する』ということは、支援企業も含めた視聴者に向けた発言だし、投稿者の勝手な都合だろう。

あれを公開している間、相手は恥を晒し続けることになる。これからもお互いの付き合いが続くということが本当なら、それはあくまで動画投稿者どうしという意味での手打ちということなんだろう。

 

 〝だからなんだよ。お前には関係ない話じゃないか〟

 

そう。ネットの中の揉め事は、究極それで方(かた)が付く。俺もスルーして静観するのが賢いことだということもわかっているつもりだ。あえて言うなら、批判されたほうにも家族がいることはもちろんだが、批判した投稿者にも家族がいる。そういうことが、すっぽりと等閑(なおざり)にされている、抜け落ちていることが気になっただけだ。こういう始末のつけ方が、ネットのみならず、一般社会にも認知されるスタンダードになりつつあると言うことなら、俺自身が古い考え方の人間ということなんだろう。

それにしても、最初は自分の動画を他人に見てもらうことが楽しみだったはずなんだよ。俺も含めてバイクの作業動画なんてあげている人間は。それが、あるとき気がついたら、多くの閲覧をいただく中で支援してくれる人間も出てきたり。ネットはネットで、しがらみが出来ていくうちに、人間はそれに合わせるように形を変えていくものなんだな。当たり前のことかもしれないけれど。

 

 

 

*1:もともとバイクを修理している最中も店名をブログ内で公開したことはなかったです。