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物をなおすということ

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関西弁で物をしまうことを『なおす』と言う。もうひとつ、他地域で通用しない言葉の例としてよく言われるのが『ほかす』だ。これは、捨てるという意味。多分、転勤や引っ越しなどで関東以北から来られた方が戸惑うのは、この二つの言葉だろう。タイトルの『なおす』は、文字通りに〝修理〟〝修繕〟するという意味だ。

 

捨てる神あれば拾う神あり。

 

こんな物を買ってどうするんだろう?と他人が考える物でも、誰かには必要であって、少々傷んでいたとしても、それを修理して使う人間が世の中にはいる。かく言う自分もその一人だ。

 

 

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エンジンオーバーホール以前から変わらずに使用しているキャブ*1も、もともとは中古で取り寄せた。分解して洗浄し、キャブピッチを広げる加工を拙いながらも自分で施して取り付けた。こうなると、自然と愛着が湧いてくるもので、オーバーホール以後も『引き続き同じキャブでの調整を』とバイク屋に頼みこんだ。バイク屋から戻ったあと、多少の(?)トラブルを抱えたものの、自分で再び調整して、いまも変わらず同じキャブを使っている。

 

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冒頭の画像の、中古で取り寄せた燃料タンクの中身。うっすらとサビが浮いている。おそらくは、ガソリンを抜いて店舗で保管しているうちに酸化が進んだんだろう。

 

 

どのくらい先になるかわからないけれど、お前をまた使えるようにしてやるよ。それまで少し辛抱してくれ。

 

 

 

 

 

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*1:ケイヒン・CVK36。ZRX1100・1200系などに純正採用されている。