紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ

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他人のバイクに触れるときには持ち主に声をかける…というのが当たり前だと思うのだが

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他人の嫌がることをしない。まあ、何につけてもこれは基本だと思うんですが。ことバイクに関しては、そうではない場合もあるようで。

 

『いいですね。バイク』

 

当時、妹が付き合っていた彼氏が家にきた際。そう言って、自分のバイクのシートをニコニコしながら〝パンパン〟という感じで手で叩いた。あの頃乗っていたのは、ナナハンのニンジャ*1だったかな?気のいい男で、悪気のないことはもちろんわかっている。俺も、その程度のことで咎め立てすることはしない。だが、そのときに思った。

 

〝ああ。こいつはバイク乗りじゃないな〟

 

どんなに親しい間柄になっていたとしても、相手に断らずに他人のバイクに触ることはしない。付き合いが半世紀ほどの知己とも言うべきヒトが、最近になりバイクデビューしたが、その方のバイクでさえ、俺は迂闊に触ったりしない。

 

バイク屋に修理で入庫していた他人のバイクに勝手に跨る常連がいた。オーナーは来店していないし、店の主人にさえ断らずにだ。さすがに、神戸周辺やその他のバイク乗りが集まる場所も含めて、今まで断りなしに自分のバイクに勝手に触るバイク乗りには遭遇したことはない。ああいう場所では、気をつけないとトラブルになる可能性がある。

 

あとは、口に気をつけることだろうな。間違っても、初対面の人間のバイクをけなすようなことは絶対言わない

 

〝750のバイクに400のホイール?大丈夫なんスか(笑)〟*2

〝カタナなあ…いいバイクなんだけどなあ…(苦笑)〟*3

 

これを自分に言った人間は、いずれもその日初めて会ったバイク乗りだ。もちろん、こんなことぐらいでは、いちいち目くじらを立てるようなことはない。しかし、オーナーからすればあまり気分がいいものではない。

 

リターンライダーの中には、車格が大きい=ステイタスと考える人間も未だ多く存在していて、『コンパクトで速いのはいいですよね』っていうのが時に褒め言葉にならない場合もある。*4

 

…押し並べて言えることだが、バイク乗りの冗談てのは、一般の人間には通じないことが多いんだよ。特に最近バイクデビューした若いコにもの言う時は気をつけたほうがいい。

 

 

 

 

*1:カワサキ・GPZ750R。

*2:自分の2型は、水冷400カタナの純正ホイールを履いている。

*3:これを言ったオーナーも、年式的には俺に負けず劣らずの古いバイクに乗っていた。

*4:これは、俺が実際に某所で会ったバイク乗りに言って失敗した。