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ヤフオクで入手したキャブレターの点検をやってみた。

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冬になると、バイク本体同様に中古パーツも値段が下がります。最近落札したキャブは、どちらも固着がないとのことでしたが、点検してみないことには何とも言えません。その前に、2つのキャブのピッチが、巷間よく言われているように実際に同じなのか、比較してみます。(ちらっと見切れているのは気にしないでください。今回は関係ないです)

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2つのキャブを重ねてみると、一目瞭然、ぴったり合います。自分のカタナは2型なので、取り付けだけに限って言えば、どちらのキャブも使用可能ということになります。

 

中古のキャブを入手して、自分が一番最初に点検するのがスタータープランジャー(以下、スターター)です。1型のキャブですが、ご覧のように問題なくスライドします。購入前の説明通りで、まずは一安心というところです。ここが固着しているということは、中身もあまり期待できないと思っていいですね。

 

次は、3型のスターターですが、こちらは上手くスライドしてくれません。一応、こちらのキャブも、購入前の説明では固着なしということでしたが、しっかり固着しています。部品の組み付けがよく見るとおかしく、上手くスライドしてくれません。とりあえず、スターターの周辺のみを分解してみます。

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分解して点検したところ、3番のみガッチリと固着していました。他の3箇所は問題なく動きます。樹脂製のキャップを外して、中へヤマハのスーパーキャブレタークリーナーを何度か噴射して、薬液がよく浸透するように縦に置き様子を見ました。しばらくすると、クリーナーの泡は浸透していくものの、全く緩む気配がありません。連結を解いてキャブを単体にバラした後に、サンエスクリーンなどの薬液を温めたものにドブ漬けし、それでもダメならヒートガンで熱してみる……という手順になりますが、最悪の場合はゴミになるかもしれません。いくら気をつけていても、中古パーツの入手はこういうリスクがつきものなので仕方ありません。それが嫌であれば、プロに任せるしかないということです。時間を見つけて、またトライしてみます。

 

追記。

 

今回は、ほぼ外側のみの点検ということで、バキュームピストンは、1型は2番の動きが渋く、3型は全て可動しました。パイロットスクリューの点検は見送りました。カタナ純正のキャブのパイロットスクリューは、キャブの上面に位置している分、風雨に晒され、錆びている確率が高いので、慎重を期したいと思います。

 

 

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