ど素人がウンチクを語る前に、まずは必要なものを手に入れようね。
右肩の回復がままならないことと、冬に入ったこともあって、バイクに乗るにしても、天候と時間帯を選ばないといけない。シーズンオフは、無理せずに、バイクの点検や手当てを優先的に考えた方がいいかもしれない。そこで、長らく見てない、サービスマニュアルやパーツリストを本棚から引っ張り出してみました。
まずは、750S カタナのサービスマニュアル(以下、マニュアル)。詳しい方は、表紙をご覧になればお分かりかと思いますが、1・2型の750S カタナなど共通のものになっています。自分のような素人が整備をする場合は、基本的に車種専用のマニュアルをまず手に入れることから始まります。電気系統の不具合を点検した際も、配線図を確認するのに用いました。ただ、カタナの場合は、1100S カタナがシリーズの基本ということで、エンジンに関連した整備をする場合、どうしても、1100S カタナのマニュアルが必要になる場面があります。
自分が、カムテェーンテンショナーのシールの交換をしたときは、こちらの1100S の解説が詳しいので、こちらのマニュアルと、次にご紹介する「整備書」を参考にしました。乗っている車種は750S でも、こちらのマニュアルは揃えておいたほうが良いとおもいます。
前述の「整備書」です。ebay で落札しました。現在は、日本の会社と ebay が提携しているので、落札するには何の問題もないのですが、商品の掲載ページは、商品説明なども含めてもちろん英語です。落札した整備書も、内容は全編英語ですが、所詮はバイクに関する用語ですから、そんなに難しいことはないとおもいます。基本のマニュアルよりも、内容的には詳しく解説してある部分が多く、入手しておいて損はないとおもいます。
400S カタナのマニュアルを持っているのは、自分のカタナの前後の足回りを 400S のものに交換しているためです。あとは、パーツリストですが、
これが1100S。
そして400S。
…あれ?肝心の750S のパーツリストがないな。まあ、いいや。なかったらヤフオクで新品が出品されてるから、あとで注文しとこう。
ちなみに、ネットで 750S のパーツリストを確認する方法がないわけじゃありません。とは言っても、自分が知ってるのは輸出用の SD に限られますけど。コチラのサイトとかは、今でもよく利用します。ダイナモ(オルタネーター)のカバーの黒エンブレム(輸出用)も、ここのサイトのパーツリストから拾い上げた番号で注文しました。
サイトは、例によって日本語には未対応ですが、目的のパーツを探すのは、そんなに難しくないです。
例えば、輸出用のGSX750S(SD)のパーツリストを探す場合は、サイトのトップページ向かって左の検索ボックスに、メーカー名と車種名を入れて検索するだけです。
メーカー名を選んで、
車種名を入れる。アメリカ人は「X」という文字を嫌うとかで、検索ボックスには「GS750S」と入れます。(じゃあ、「GSX-R」とか、どうなんだよ?って話ですが、自分にもそこら辺の事情はよくわかりません)*1
それで、最後に「Search」をポチッと。
すると、こんな感じでリストが出てきます。探すと、どうも左上の赤枠で囲んだ部分に目的のパーツリストが格納されてるらしい。
目的のパーツリストにたどり着きました。さっきの輸出用エンブレムはどこか探してみると、
ありました。「クランクケースカバー」とあります。
図解が小さいので拡大して、
「17」の項目を、図解の下の項目から探します。
ありました。まだ廃盤にはなっていないようです。
あとは、「Product Number(部品番号)」をメモするかコピペなどして、ウェ◯ックや◯ラシマなどで注文するだけです。ご紹介したのは、ほんの一例で、ここ以外にも、パーツリストを掲載しているサイトがあるとおもいます。暇なときにでも、探してみてください(って言っても探さんわな。ほとんどのやつは面倒臭がって)
よくブログ記事なんかで、話の流れで部品番号を載せたりすると、同じ人間から、度々、部品番号やら何やら瑣末なことを聞かれたりして。うんざりした経験をお持ちの方もいらっしゃるのかと推察したりします。 親切もほどほどにということなんでしょうね。正に、ググレカスとはよく言ったもんです。(そういうやつほど、聞いたこともないようなメーカーのチープなヘルメット被ってたりして。どこにお前は金をかけてるんだって話ですが)
プロはサービスマニュアルなど見なくても、どんな車種でも整備できるようなイメージを持つヒトがいるようですが、最終的に点検が必要になる重要な箇所などはマニュアルで確認しています。カタナの電装プレート上の配置などは、扱った経験がなければわからないらしく「この樹脂製のパーツはどこに配置する?」とバイク店から直接聞かれたことも過去にはありました。
*1:映画の「マルコム X」が流行った頃、「X」の文字の入ったキャップを被って夜の六本木などに遊びに出かけた日本人が『お前は、その文字の意味が解っていて被っているのか?』と、外国人に取り囲まれて怖い目に遭った……などということもありましたね、そういえば。