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純正アッパーカウルの補修と塗装(1)

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コチラで放置したままの純正アッパーカウルを、今回から本格的に補修していこうとおもいます。補修にはプラリペアを使います。全部入りのセット内容はこんな感じです。右下の長方形の寒天みたいなものは、複製品などの型取りをする際に用います。今回は使用しません。

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ニードル法という方法でカウルとブラケットの取り付け部分の溝を埋めてみたいとおもいます。ニードル法については、コチラの動画を参考にされるとよいとおもいます。

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ここまで玉を大きくすると、持ち上げにくいです。また、粉の入ったカップは、可能な限り、補修箇所の近くに置いて作業してください。

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まずは、カウルの裏側の溝から埋めていきます。玉を溝に押し込んで、透明容器を押して、液を流し込みます。粉が液で浸されて、色が変わればOKです。

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さっきと同じ作業を繰り返し、溝をどんどん埋めていきます。

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 半分以上……2/3ぐらいかな?溝が埋まったところです。この状態で、四角い穴の部分に指をかけて引っ張っても、ガッチリくっついて外れません。流し込んで数分でこの状態になりました。

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 カップに粉をたっぷり入れるのは、作業効率を上げるためなので、説明書通りにしたほうがいいです。傷の範囲が広いと、作業中にすぐに粉が足りなくなり、そのたびに補充するのは面倒です。

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掬い出すのに失敗した玉は、当然固まりますが、カップから、その部分さえ取り出してしまえば、残った粉は再使用可能です。粉を入れるカップは、樹脂とはくっつかない材質なので、画像のデザインナイフのようなもので、カップの底に固まった樹脂を少し突けば、簡単に外れます。残った粉は、カップの蓋をしっかり閉じて保管しておけば、再使用することが可能です。ニードルの手入れも、そんなに神経質にならずとも、使用後にペーパーウェスなどで拭っておけば、問題ないとおもいます。

基本的には、粉と液が合わさって反応しなければ、固まらない性質のものなので、それにさえ気をつけていれば、そんなに管理が難しいものではありません。

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裏側の溝やひび割れがすべて埋まりました。ニードル法が使えない(玉が入らない)場所に関しては、液を塗布した後に粉をふりかける「ふりかけ法」を一部用いました。

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補修箇所を表側からみたものです。溝がすべて埋まり、光が裏側から漏れることはありません。次回は表側の溝や傷を、今回同様に補修し、出来ればパテ盛り作業までを記事にしたいとおもっています。いつという約束はできませんので、悪しからず。

 

 

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