紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ

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プロの仕事も色々です。

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このパーツ。例のバイク店で修理してる最中に、『ついでだから』と店から外注でリペイントへ出しました。一見、きれいに塗れているようですが、拡大してみると。

 

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たぶん、下の塗装が乾き切らないうちにクリアを厚塗りして、溶け出してきたんでしょう。角はふつうに平面を塗るみたいに塗ると塗膜がどうしても薄くなります。だから、意識して厚塗りしたんでしょうけど、何を急いでいたのかな?(もともとは、アッパーカウルと接する部分が剥げて下地が見えてたのを直してもらうつもりで出したんですけどね)このパーツ、最終的に組み付けしてみてしっくりこなかったら自分で塗り直すのもありかな。あんまりやりたくないけど。(とにかく、最後の磨きを早く終わらせなくちゃ始まらないな)

 

細かいこと言うと、ほかにもいろいろあったんですよ。

 

オイルキャッチタンクを載せたまま修理に出したのに、ある日店に行ったら、別のオイルキャッチタンクをわざわざ作って載せようとしてる最中に出くわしたことがありました。こっちとしてはもちろん驚きです。

『積んでたオイルキャッチタンクはどうしたんですか?』

さすがに俺がそう言うと、少し慌てた感じで俺が積んでいたTNKのやつをダンボール箱から引っ張り出してきました。俺が何も知らないとおもったのかな?ユーザー車検の経験も話したし、車検対策する際にブローバイガスの処理に苦労したことも言ってあったのにね。

 

タンクをクイックリリースにしてあったのを『危険だからやめろ』とボルト留めに変更させたり。『いいだろ?な、いいな?』って、かなり言われて。

“なんでこのヒトはこんなことに拘るんだろ?ほかの客でこのパーツが欲しいやつでもいるのか?”

“Zなんか、タンクをゴムで留めてたやつもあるのにな”*1

あんまりしつこいからそんなことおもいましたよ。

『このパーツは高かったですからねえ…』

俺は最後にそう言って、その場をやり過ごしました。

そのやりとりから何週間か経って、修理が終わって納車されたバイクのシートめくってみると、フェンダーレスの物入れに、例のクイックリリースのキットが入れてありました。

 

フロントのメッシュホースにしても、最初の約束では『手直し』ではなく『やり替え』だったはずなんですが…まあ、別にいいですけどね。もう関係ないし。

 

 

*1:昔のバイト先で入ってきた修理のZ2がそうでした。