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紅旗征戎吾ガ事ニ非ズ

最近は、まあまあ忙しいです。

限定解除のウソ、ホント!?

きょうは、二十四節気でいうところの雨水です。段々、暖かくなってきますね。

 

この時季になると、就職や進学が決まって、教習所で普通自動車の免許取得をされる方もいらっしゃるでしょう。なかには18歳の年齢に達したこの機会に、『大型二輪免許を取ろうかな』と思われている方もいるかもしれません。俺が限定解除に合格*1したのは、今から21年前の秋です。合格した際、自分はとうに二十代後半でしたが、当時は、16歳で大型二輪免許を取得することも可能な時代でした。原付を経験せずに、いきなり大型バイクに跨がることも可能だったわけです。

 

当時の限定解除の合格率(全国平均)は、6パーセントという狭き門でした。試験場での免許取得は、通称で“一発”などと呼ばれたりしますが、一回きりの受験で合格する人間はなかでもごく限られていました。

 

まず、試験コースが(試験場により違いますが)複数設定されており、コースがどれになるかは当日の技能試験直前の発表でした。俺が技能試験を受けた兵庫県・明石の試験場でも、コース発表は当日でした。コース発表後に実際のコースを歩いて下見をする時間*2が試験前に設けてありましたが、事前に一生懸命覚えてきたつもりでも、それまで眺めていた平面のコース見取り図とは違い、実際のコースは歩いてみるとずいぶん印象が異なります。(当然ですが)ついさっき見た試験コースを体に覚えこませる時間的な余裕もないまま試験が始まり……結果は不合格。帰途の車中で『あんなの、とてもじゃないが一回や二回じゃ受からんわ』と落胆したものでした。

 

自分が合格したのちにわかったことですが、実際に一回や二回で合格する受験者のほとんど(自分の心証としては全部)が、教習所で数十時間みっちり練習したのちに試験場にきていました。それも、教習所内には、実際の試験コースとそっくりのコースが設けられ、彼らはそこで徹底的に練習を積んで試験に臨んでくるので、(自分を含め)独力で受験する一般の受験者とは、あまりにも環境に開きがありました。こうした、模擬的(?)な指定前教習を行える環境を整えられる教習所は、規模的にも限られていて、将来の大型二輪教習を見据える教習所側としては、できるだけ一回の受験で合格する者を多数(それも連続して)出すことに力を注いでいたとおもいます。

 

試験場での限定解除しか大型二輪免許の取得方法がなかった当時、バイク雑誌では読者投稿による限定解除の受験体験記のコーナーページが人気を博していました。今よりも世擦れていなかった自分は、そうした体験記を読むたびに『凄いな。一回で合格したのか』と、単純に感心していたものでした。(合格したことは事実でしょうけれど)今にしておもえば、ああした体験記の内容の信憑性には部分的に疑問が残るところです。

 

 

 

 

 

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*1:当時の中型自動二輪免許(現・普通自動二輪)からの限定解除審査に合格。運転免許試験場での大型自動二輪免許の取得。

*2:当時の明石運転免許試験場では、30分間。時間的に余裕があるように感じるかもしれないが、一通りコースを歩くだけで時間が過ぎてしまい、その事情を知っている者の多くは、下見が始まると、(“時間が惜しい”とばかりに)すぐにコース内へ駆け出して行った。